2016年3月21日月曜日

古銭収集について

古銭を収集している人の動機はそれぞれです。大判や小判に興味を持って集めている人や、世界の古銭を集めて、その国の文化や歴史の一端を楽しむ。あるいは、投資のためと割り切って集めている人もいるでしょう。
米国、英国、ドイツなどにはコインオークションがあり、世界に数個しかない貨幣に対して何億円という値がついたりします。
投資といえば、最近は、中国です。かつてバブル期に日本人が買い漁ったものを、中国人が凄い勢いで買い戻しているそうです。
このように、コイン市場の動きは、世界経済の趨勢とそのまま直結しているといえます。
ところで、日本のコインについては、ブームとなったのが、日本最初の記念硬貨である、1964年の東京オリンピックの記念硬貨です。
その時は、将来値が上がるかもしれないと期待して、多くの人が郵便局に押しかけて購入しものです。
その時発売されたのは、1000円銀貨と100円銀貨でしたが、1973年には1000円銀貨に2万円以上の値がつきました。しかし、それが次第に下がって、現在では、1300円前後にしかならないようです。
その後、1970年の万国博覧会記念、1972年の札幌オリンピック記念、1975年の沖縄国際海洋博覧会記念など、オリンピックや博覧会などを記念して硬貨は数多く発行されるようになったため、希少性は薄くなり、記念硬貨を投資目的で集めるのは、それほどメリットがなくなりました。
また、未使用の硬貨や紙幣を集めている人もおりますが、収集家が少なく、古銭としての価値もないので、投資として集めるのは考え物です。
集めた古銭を出来るだけ高く売りたいなら、自分でネットオークションに出して売れば、高値が付く可能性もあるようです。

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